BLOG
お役立ち情報
いわき市で木の家を!注文住宅完成の流れ
注文住宅は自分の理想通りの家を建てることができます。
しかし、新築の注文住宅を立てる場合、何から始めればよいのかと悩む人も多いことでしょう。
そこで、今回は土地探しから実際に入居するまでの流れを順を追って解説します。
注文住宅購入を考えている人は、是非参考にしてみてください。
理想の暮らし方をイメージ!
注文住宅を建てる際に、まず考えるのは「注文住宅を建ててどのような暮らしをしたいか?」です。
いわき市で注文住宅を建てる際には、「何故いわきで注文住宅を建てたいのか」「いわき市のどのエリアに住みたいのか」を検討しましょう。
住むエリアによって地価も変わりますし、生活スタイルも変わります。
他にも、将来的に家庭を持つことを想定した作りにするのか、両親との二世帯で住むことを視野に入れるかなどのように、誰が住むのかといったことも立派な検討材料です。
仮に子供が住むのであれば子供部屋が必要となりますし、両親と共に住む場合はバリアフリー住宅にすることも考える必要があるでしょう。
これらの「暮らし方のイメージ」を明確にするために、建築会社が実施する完成見学会に参加することをおすすめします。
実際に注文住宅を建てた人や建売住宅を購入した人の協力の下で、期間限定でそれらの住宅を見学することができるというイベントです。
モデルハウスと異なり、すでに人が住んでいる家を見学できますから注文住宅を購入した人がどのようにその家で生活しているかを実際に確認でき、リアリティのあるイメージをする助けとなることでしょう。
また、外観や内装を確認しながら自分の家で採用したいもの、自分の家には不要なものをリストアップして、具体的な家の姿をイメージできるレベルにまで落とし込むことが可能です。
また、同時に予算についても目処をつけておく必要があります。
予算の決め方は様々なものがありますが、現在の自己資金で支払える頭金の額に、住宅ローンの期間と月々の支払額、ボーナスを利用して支払える金額を元に最終的な予算を確定させます。
ローンの計画を立てる場合は万が一のことがあっても良いように、現在の月収から無理のない返済プランを立てるようにしましょう。
資金計画については、フィナンシャルプランナーに相談してみるのも一つの手です。
また、住宅の値段は土地購入費と建築費の合計となります。
せっかく予算を用意しても高い土地を購入した結果、肝心の住宅が粗末なものしか建てられないということが無いように、土地購入費の上限をどこまでにするかもこの段階で設定しておくと良いでしょう。
家を建てる土地を選ぶ
家の具体的なイメージがまとまったら、家を建てる土地を選びます。
土地選びで重要となるのが地価の相場です。
希望のエリアの地価の高さがどれくらいなのか、Webサイトなどで確認しましょう。
また、土地選びの際には現地に実際に足を運び、周辺のお店や施設は何があるか、どのような家が建っているか、交通の便はどうかといったことを確認することをおすすめします。
災害に備えて現地のハザードマップも入手し、地震や洪水が起きた際に安全を確保できるか、最寄りの広域避難場所はどこになるのかのチェックも忘れずに行いましょう。
車を持っている場合、あるいは車の購入を検討している場合は道路の幅員が十分かどうかも土地選びの検討材料となります。
家の前の道路が狭くて車を自宅に置けず、別途月極駐車場を利用しなくてはいけないという事態も十分想定されるため、可能な限り車が通れるレベルの道路がある土地を確保したいところです。
もちろん、駐車スペースも含めて十分な広さを持った土地を確保できるかも併せて検討材料になるでしょう。
子供がいる場合、その土地の校区はどこの小学校に該当するかもしっかり確認する必要があります。
校区の境目ぎりぎりでもっと近い小学校があるにも関わらず、校区内の遠くの小学校まで子供を歩かせなくてはならないというケースは可能な限り避けたいところです。
車での送迎が可能でもない限り、なるべく学校の校区内かつ校舎からそれほど離れていない位置の土地を選ぶことをおすすめします。
また、通学路の安全も確保できるかという点も確認するとより万全になるでしょう。
事前の「どんな家に住みたいか」「どんな生活をしたいか」というイメージがしっかりとできていれば、土地の選択肢も自然と絞り込まれていくでしょう。
その上で、予算の範囲内に抑えられそうかも含めて、最終的な候補の検討を行います。
その際に予算の他に考えたいのが、法規制と建築制限です。
そもそもその土地に家を建てて大丈夫なのか、家の大きさや広さはどこまで許されているのか、水道やガス、電気などのライフラインの状況とそれらを自宅に引くにあたって住宅の購入費とは別に料金がかかるかどうかをチェックしましょう。
また、一部の土地は購入の際に「特定の建築会社に家の建築を依頼する」ことを条件としている場合があります。
すでに建築会社を決め打ちしている場合は、こうした建築条件付きの土地にも注意し、目的の建築会社でない場合は他の候補を再検討するようにしましょう。
土地が決まったら、土地の売主に対して買付証明書を提出します。
まだこの時点では売買契約は成立していませんが、宅地建物取引主任者からの重要事項説明や契約書の作成に時間がかかるため、土地を購入する権利を確保するためにも買付証明書の提出は先んじて行う必要があります。
その後、不動産会社や土地の売主を交えて、契約日や契約金、土地の引渡予定日を決めていくことになります。
施工してもらう建築会社を決め、契約を結ぶ
土地選びと同時並行で、施工を行う建築会社を決める必要があります。
建築会社は大きく分けて「ハウスメーカー」「工務店」「設計事務所」の3つに分けられます。
それぞれの相違点は「注文住宅をどこまで自由に設計できるか」及び「設計から施工までを全て自社でやるかどうか」という点です。
ハウスメーカーは用意された複数のプランの中から最適なものを選ぶ形式、設計事務所と工務店は施主の要望に沿ってプランを提案する方式を採用しています。
そして、ハウスメーカーと設計事務所は設計までを行い、施工を契約している工務店に委託するのに対して、工務店は設計から施工まで全てを自社で行うことが可能です。
いわき市の江尻建築は工務店に該当します。
設計事務所や工務店に設計を依頼する場合は自由度が高い反面、どのような家にするのかのイメージをしっかりと固めておかなければきちんとした家ができません。
最初にご説明した「暮らし方のイメージ」が、ここへ来て重要になります。
自分のイメージをしっかりと形にしてもらうためにも、モデルハウスや完成見学会、住宅展示場などを確認して漠然としたイメージを具体化させるようにしましょう。
もちろん、ハウスメーカーに頼む場合も希望に合うプランがあるかどうかの判断材料となりますから、具体的なイメージを固めておくに越したことはありません。
設計プランを出してもらう際には、建築費用の見積も出してもらうようにしましょう。
同じようなプランでも、どれくらいのお金をかけて建てるのかは各建築会社ごとに異なります。
この時、契約しないと見積を出さないなどと言って、見積を出し渋る建築会社に遭遇する可能性がありますが、こうした建築会社はいわゆる「ぼったくり」や「詐欺」の可能性があるため十分に注意しましょう。
通常は契約前に見積を出してもらえます。できれば複数の建築会社に見積を出してもらうようにしましょう。
また、住宅ローンの仮審査もこの段階で行います。
契約した後で銀行からお金が借りられないということがないように、仮審査の通過を確認するまで建築会社との契約は待つようにします。
土地が決まり、住宅ローンの仮審査も通過すれば、いよいよ建築工事請負契約を建築会社と締結します。
通常は契約金を支払い、契約書に署名捺印を行うことで契約の締結が行われるため、印紙代や印鑑などを準備しておきましょう。
契約してから着工までの手続き
建築会社と契約を結んだ後は、いよいよ実際の建築に移りますが、着工に入る前に建築確認申請を行います。
建築確認申請とは、建築会社側で行った実施設計を元に、自治体に対してこの設計で実際に建築を行ってもよいかどうかを申請する工程です。
自治体から許可が降りることで、初めて建築が可能となります。
また、施工する土地の測量と地盤調査もこの段階で行う重要な工程です。
地すべりなどで家が崩落してしまわないように、地盤改良工事を行うかどうかを判断するために地盤調査は欠かせません。
そして、インテリアとエクステリアをどのようにしていくかも、このタイミングで具体化させていきます。
この段階まで来ると、具体的な建築費用も定まってくるでしょう。
建築工事請負契約の締結時から建築費用に変更がある場合は、ここで費用の変更契約を建築会社と結びます。
このようにして確定した建築費用をもとに住宅ローンの本審査が行われます。
どの銀行から融資を受けるかは、金利の条件などから最終的な判断を下すことになります。
その後、いよいよ土地の売主へ土地の代金を支払い、土地の所有権を売主から自分に変更します。
この時、現在住んでいる家賃とローンの二重払いによる経済的に重い負担を防ぐため、「つなぎ融資」という一時的にお金を借りる制度を利用して土地の代金を支払うことになります。
つなぎ融資で借りたお金は、家が完成してからローンの実行によって支払うことになるため、この時点でまとまったお金を別途用意する必要はありません。
土地が自分のものになったところで、実際の土地にロープを張って住宅の位置や間取りの広さを確定させる「縄張り」を行います。
この時、一緒に行うのが「地鎮祭」です。
神主さんを呼んで、施主(自分)と建築会社の関係者の立会のもと、土地のお清めを行って無事に建築工事が終わるように祈願します。
ちなみに立会に関しては任意ですが、同時に行われている縄張りで住宅の位置や間取りの確認ができますし、何より施主にとっては貴重なイベントのため、立会に参加することをおすすめします。
着工から引渡までの流れ
江尻建築が採用している木造軸組工法では、柱や梁、土台を木で組んでいくのが特徴です。
見学は自由ですから、何度か足を運んで家が形になっていく姿を確認すると良いでしょう。
また、柱や梁が組み上がったタイミングで上棟式を行うことをおすすめします。
柱や梁、屋根といった家の骨組みが完成することを棟上げと言いますが、上棟式はこの棟上げまでが無事に終わったことを祝い、以降の建築がつつがなく終わることを祈る式典です。
上棟式の後には直会(なおらい)という宴会を執り行うのが通例で、施主と工事関係者の交流を深める場となります。
施主が主催するイベントとなるため、予算が厳しい場合は省略可能ですが、執り行うかどうかは契約後に建築会社と相談しながら決めると良いでしょう。
建築途中で中間検査を行い、工事の状況や要望のプラン通りに建築が行われているかどうかの確認を行います。
このタイミングで、図面ではわからなかった様々な部分が確認可能です。
また、この時に工事担当者からより住まいを良いものにするための提案が行われることもあります。
ここまで来ると、完成まであと一息です。
工事期間を利用して、住宅ローンを組む金融機関と金銭消費貸借契約を締結したり、火災保険に入ったり、引っ越しの準備をするなど、新居に移り住むために必要な様々な手続きを完了させておきましょう。
工事が仕上がったところで、竣工検査を行います。
不具合や気になる点がないか、慎重に確認を行いましょう。
万が一不具合等が見つかった場合は、工事監督に手直しを依頼することも可能です。
竣工検査が終われば、いよいよローンが実行され、工事代金の精算が行われます。
建物の表示登記、所有者権保存登記の作成を司法書士と土地家屋調査士に依頼し、晴れて住宅が自分のものとなります。
最後に家の鍵や保証書、取扱説明書を受け取ったら、新居での新生活をスタートさせましょう。
入居後も補助金や住宅ローン減税の案内などが順次行われますので、手続きは忘れずに行います。
注文住宅の肝は「イメージ」をどこまで固められるか
注文住宅の建築では、自分が新居で暮らすときのイメージをどこまで固められるかが重要となります。
完成見学会やモデルハウス、住宅展示場に足を運ぶなどして、自分が作りたい家のイメージや情報を具体的に説明できるようにしましょう。
いわき市の江尻建築は、理想の空間づくりやイメージを可能な限り形にするためのお手伝いをしてくれます。
自然素材をふんだんに使用した住宅をコンセプトに、木材の良さを感じる構造で、家族の大切な環境を提供いたします。
いわき市で注文住宅を検討する際には、江尻建築に相談することをおすすめします。
もちろん、リフォームなどの対応も可能でございます。