自然素材にこだわった住宅に魅力を感じる方は多いですが、実際どのような住宅を指すのでしょうか。
また、どのような良さがあるのかも気になるところです。
今回は、自然住宅の概要や福島県いわき市で自然素材住宅を手掛ける江尻建築を紹介していきます。

自然素材住宅とは何か

自然素材住宅というものに、明確な決まりはありません。
基本的には、自然素材を用いて建てる住宅のことを指しています。
かつての住宅では、建てる際にホルムアルデヒドなどの化学物質が使われていました。
しかし、それらがシックハウス症候群やアレルギーの原因になり、
目や喉の痛み、頭痛など様々な健康被害が報告されるようになりました。

カビやダニなども、原因のひとつと言われています。
また、高気密・高断熱な住宅が増えたことも背景として挙げられるでしょう。

シックハウス症候群の主な原因のひとつと言われているホルムアルデヒドは内装材や家具、
接着剤などに使われることが多い成分です。
政府はこれを社会問題と捉え、2000年代前半に対策を講じ、「F☆☆☆☆」製品の推進など、様々な指針を示しました。
しかしながら、全く症状が出ない人もいる一方で、敏感な方の場合は微量でも体調の変化を感じてしまう人もいます。

また、化学物質過敏症という、ごくわずかな化学物質に触れるだけで体調不良になってしまう病気もあります。

自然素材住宅は、無垢材や珪藻土などの自然素材を使いながら家づくりを行っていきます。
体や環境に負担が少なく、建て替えなどで焼却しても有害物質を発生することはありません。
また、自然素材ならではの風合いが楽しめ、消臭や調湿など様々な効果も期待できるとあって人気を集めています。

自然素材住宅のメリット

自然素材住宅には、体や環境に負担が少ないという点以外に、次のようなメリットがあります。

調湿作用が期待できる

自然素材住宅では、無垢材や漆喰、珪藻土などの素材を使用します。
自然素材が持つ特徴のひとつとして、調湿作用が挙げられます。
調湿作用とは、室内の湿度に応じて空気中にある水分を吸収したり放出するという動きを繰り返し、
空間の湿度を一定に保とうとする作用のことです。

つまり、夏のように蒸し暑い時期には空間の湿度を下げるために空気中の水分を吸収し、
乾燥している冬の時期には自然素材から水分が放出されます。
そのため、1年を通して快適な住環境を保てるでしょう。

消臭効果が期待できる

無垢材や漆喰、珪藻土などの自然素材は消臭効果を持っています。
生活を営んでいると、料理や洗濯物など家の中には様々なにおいが溢れてきます。
そういったにおいが部屋に残りにくいため、快適な住み心地を継続できます。

経年変化を楽しめる

自然素材を使うと、素材そのものが持つ色合いや風合い、手触りなどを楽しむことができます。
また、年月を重ねるにつれて、経年変化を楽しむことも可能です。
いわゆる、「味が出てくる」変化を感じられます。

自然素材といっても様々な種類がありますが、中でも木材は経年変化を楽しめる代表格です。
色に深みが出たり、ツヤが出たりと、様々な変化が現れます。
さらに、元々色や模様に差がある素材が多く、キズなどが目立ちにくいという特徴も持ち合わせています。

いわき市で自然素材住宅を手掛ける江尻建築

有限会社江尻建築は、福島県いわき市で地域密着型の活動を行う工務店です。
設計力、素材力、そして設計力を合わせながら、快適に暮らせる知恵と想いが詰まった家を目指しています。
そして、江尻建築が手掛ける住宅のひとつに「雨楽な家（うらくないえ）」というものがあります。
「雨楽な家」は、2000年に広島で誕生した自然素材住宅の名称です。

自然と共に生きること、日本の伝統や文化を次世代に継承することを目的とし、株式会社リックが開発しました。

自然素材住宅では、無垢材や漆喰などの自然素材をふんだんに扱います。
合板フローリングやビニルクロスに比べると施工する際にテクニックが必要なため、
職人には一定のスキルが求められます。

そのため、「雨楽な家」の建築が認められているのは「すぐやろ工務店会」に所属している工務店のみとなっています。
もちろん、江尻建築はここに所属しており、職人の手仕事によって、豊かで確かな住まいを作ることが可能です。

「雨楽な家」の魅力

「雨楽な家」にはどのような魅力があるのでしょうか。

手の届く価格帯

自然素材住宅は、一般的に価格が高くなりやすい傾向があります。
なぜなら、天然の素材を使い、職人の手仕事が増えてしまうからです。
しかし、どれだけ良い住宅でも、手の届かない価格帯だとそれだけハードルが高くなってしまいます。
「雨楽な家」は若い世代の人たちが選びやすいよう、手の届く価格帯を目標としています。

木材はもちろん本物のスギやヒノキですが、節があっても強度が変わらない一等品を使っています。
また、手の込んだ手仕事ではなく、素材感を大切にした手仕事に注目しました。
「雨楽な家」は、シンプルモダンなデザインの住まいになっています。

自然素材へのこだわり

「雨楽な家」で扱う自然素材は無垢材、漆喰、和紙、いぶし瓦、い草、石などです。
素材によってそれぞれの良さや味わいがあり、豊かな空間へと導いてくれます。
もちろん、自然素材を使っているため、無垢材に割れやそりが出たり、漆喰の場合はひびが出ることもあります。
様々な変化を見つけたり、手入れを重ねたりする中で、住まいへの愛着も湧きやすくなるでしょう。

自分らしい住まいが作れる

「雨楽な家」は、自然素材を使って建てられる自由設計の家です。
木造軸組工法のため、間取りに対する自由度も高くなっています。
住宅へのこだわり、過ごし方など、様々な想いを専任のスタッフに伝えながら、理想のカタチへと近づいていきます。
素材も間取りも、そして暮らし方も、すべてにおいて想いを込めることができるでしょう。

地震への強度も安心

地震大国と言われている日本では、地震に対する配慮を欠かすことはできません。
「雨楽な家」は全棟で構造計算を実施しており、安全で安心な家づくりを行っています。
棟梁による長年の経験や勘だけではなく、数値に裏付けされた安心が手に入ります。

福島県いわき市にあるモデルハウスで体感

自然素材住宅には様々な魅力があります。
そして、中には体感してみて初めて感じるものもあるでしょう。
いわき市で検討しているのであれば、江尻建築がオススメです。
「雨楽な家」のモデルハウスもいわき市にあるため、実際に訪れて空間の魅力を感じてみてはいかがでしょうか。

江尻建築では、地域の会社と共同でイベントやワークショップを行ったり、土地探しもお手伝いいたします。
新築の注文住宅以外ではコンセプトを大事にし、お客様の満足度の高い住宅をご提供。
また、リフォームやリノベーションもご要望に応じてご相談いただけます。